当院で自律神経の調整をされている患者さんの中でも該当する話
それはコーヒーが辞められない。
また先日 来院された患者さんのご親族の方がうつ病を患って
現在は家で療養中の際にコーヒーを一日にかなり飲むとお聞きしました。
自律神経失調症やうつ病の方はコーヒーなどのカフェインが原因で
体がお辛い場合があります。 そのお話をします。
コーヒーに含まれているカフェインは動く神経(交感神経)を無理やり働かせています。
そのため飲みすぎると、自律神経失調症の症状が出てくる方が多くいます。
特に、不眠症・心臓がドキドキする・胃腸の機能低下・頭痛などが起こりやすくなります。
人間の体はうまくできていて、ストレスや疲労でエネルギーがなくなってくると
エネルギーを無駄使いしないようにエネルギーのバルブを閉めます。
「４つの体力」というのがあります。
運動力・免疫力・治癒力・調整力という体力です。
カフェインは、そのエネルギーの運動力だけのバルブを開いて、運動力に
エネルギーを使わせようとします。そのため、
元気になってきたような気がしてしましいます。
しかし、あくまでも「気がする」だけで本当は元気になったわけではありません。
自律神経失調症やうつ病の方はもともとのエネルギーが少ない状態なのに、
カフェインを摂ると運動力で多くのエネルギーを使ってしまうことになり
免疫力・治癒力・調整力などが使うエネルギーがさらに少なくなってしまいます。
健康な方でもカフェインを摂りすぎると不整脈・不眠症・胃腸の機能障害などの
症状が出ることがあります。
自律神経失調症やうつ病の方は、今抱えている症状が悪化してしまいます。
カフェインは本来水溶性で水に溶ける性質ですから、時間が経てば、尿と一緒に
体の外へ排出されます。
しかし自律神経失調症やうつ病の方は、運動力のバルブが開きやすく閉じにくい
状態になっています。
そのため、いくら尿で排出されるからといっても、一度体に入れるとバルブが開いてしまい、
エネルギーを無駄に使ってしまうのです。
もちろん、運動力もバルブは、カフェインが尿で
排出されても簡単には閉まりません。
このような作用から自律神経失調症やうつ病の方には、
カフェインが科学的ストレスになってしまうのです。(ホームページ内の４つのストレス参照)
ですから3時にコーヒータイムというのは、リラックスした気分になるでしょうが、
実は脳も体もリラックスできないのです。
僕の知り合いで うつ病で苦しんでられる方はカフェインを1年以上まったく取らないようにされました。
カフェインが含まれる飲み物
コーヒー・紅茶・緑茶・コーラ
ドリンク剤(カフェインレスもあるが)
風邪薬(含まれてないのもある)
基本的にカフェインが入っているものには原材料として
「カフェイン」あるいは「無水カフェイン」と書かれています。
自律神経失調症やうつ病の方はこれらを全く口にしないことをおススメします。
一生飲めないわけでなく 症状が落ち着けばたまに飲むのはOKです
習慣性があるためやめるのは大変ですが 知ってるか知らないか
辞めるか辞めないかでも体は違います。
何度もいいますが、自律神経失調症やうつ病の方で苦しんでられる方で
コーヒーが悪者ではありませんよ!(^^)!
また飲むこともできるのですから・・・・・
また最後にカフェインを辞めてから最初
エネルギーが出ない感じがします。今までカフェインに頼って元気を出してい
カフェインなくなることで、最初のうちエネルギーを出しにくくなるからです。
しかしこれ正常なことで、症状が悪化しているわけでなく
しばらくすると自分でエネルギーをだせつようになります。
自律神経失調症やうつ病でお悩みの方
コーヒー絶ち、カフェイン絶ちを一度考えてみてくださいね。
うつ病・自律神経失調症の整体院・健療施術院
院長 鈴木直人先生 著
「うつ病・自律神経失調症 治る人治らない人」より
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